ドイツ南部の巨木を訪ねる旅
2007年7月20日〜30日
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3日目(22日)
 この日の午前中は、ロマンティック街道のハイライトのひとつである、ローテンブルグの町の観光です。日本語ガイドさんを頼み町を見てまわりました。有名な観光地ですので、ツーリスト向けに町が整備されているようで、ゆっくり歩くことができました。こういう所でしか日本人に合いませんが、古い街並みを楽しむことができました。昼ご飯は各自適当にとることになったのですが、僕は迷わず日本食レストランに行ってしまいました。この辺がだらしないというか、なんというかなのですが。
 実は僕はこの町は三度目の訪問になります。最初は学生の頃ですから、もう20年も前になります。お金がなくて旧市街には泊れず、街の外れの宿をとったことを覚えています。
順子さんが話していたのですが、こうしたお茶を楽しむ時間をマーコスはとても大切にすると言っていました。ゆっくり木の下でお茶を飲んでいると、こうした時間というか、豊かな時間大切にする気持がわいてきます。「明日死ぬように生きなさい。永遠に生きるように学びなさい」といったのはマハトマ・ガンジーです。人生の持ち時間をよく噛みしめたいですね。
こんな、クラッシックカーが走ったり、街頭にはパフォーマンスをする人がいたりと、とても観光的です。ただ、ダラダラ歩いていての小さな町ですので、ゆっくりできます。たいして、高低差も無いので、歩くのがつらいという、高齢者の方でも楽しめたかんじです。
観光的な町だからなのかも知れませんが、町のいたる所でキレイなデコレーションを見かけます。ついついスナップしてしまいます。ヨーロッパでいつも花を飾っているところをみると思うんですが、乾燥した気候のせい花々も害虫とかの心配もないみたいで、消毒してない感じです。

 冬ボダイジュ(Tikia cordata)の巨木です。幹周りは7.3m。推定の樹齢は3〜400年ということです。この木のしたで多くの時間を過ごしました。マーコス夫妻がケーキとお茶を用意してくれたので、お茶を飲みながらゆっくり時間を過ごしました。
 しかし、見事のボダイジュですね。木の下でゆっくりと時間を過ごしていると、とても豊かな気持になります。巨樹を楽しむということはこんなことなのかもしれませんね。
大野さんもゆっくり、ゆっくり絵を描くことができました。絵を描かない僕にはわからないのですが、時間がある時に絵を描くと、時間を噛みしめているようなそんな感じになるんですかね。
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