ドイツ南部の巨木を訪ねる旅
2007年7月20日〜30日
Top >> Menu >>
Top >> Menu >>
2日目(21日)
 エマーホフという町の個人の邸宅というか、お城にあるマロニエの巨木です。庭に馬がいるようなところですからね。なんでもコンピューターソフトを作っている会社のオーナー社長さん宅だそうです。トイレをお借りしたのですが、まあ、ご立派でした。
ヨーロッパナラ(イギリスナラ)で学名はQuercus roburです。
属名のQuercus(コナラ属)の学名の意味は“良質な材木”とか“立派な樹木”という意味だそうです。小名のroburは“力”“心木”“樫の木”などの意味があります。エマーホフという町の道路沿いにありました。
最近、ヨーロッパではマロニエの木にトチノキヒメヨコバイという虫による虫害がはやっています。体長2〜3ミリほどのセミのような姿をした小さな虫です。日本のトチノキにもつくそうです。大量に葉の裏につき吸汁します。そうなると葉が褐色になり、ひどい場合には枯れてしまうこともあるそうです。この木病気にかかっていました。少し心配ですね。
形のよいドングリを見つけるとうれしくなるのは、僕だけでしょうか。
こんなトンネルをぬけていくとこの木はお庭の真ん中にありました。

今回、何から何までお世話になった、マーコス氏と奥様の順子さん。愛娘のサクラちゃんは今回のツアーでたくさん日本語を覚えました。変な言葉を覚えさせた人もいましたが、まあ、いいかな。
お酒を飲む時以外にも真剣な時があるんだとわかりました。雨の中ナラの巨木を激写。 夜はおすすめのフランケンワイン(右)で撃沈みたいなパターンの日々でした。良いことは見習わねば !!
 マーコス氏の計らいで、今回のツアーの元になったドイツの巨木の写真集を撮影したStefan Kühn ステファンクーン氏をお呼びして、彼の写真集をサイン入りで全員にいただきました。飲みながらでしたが、巨木の測りかたなどで白熱した議論がされました。斜面に生息しているもの、株立ちのものなど日本はこうだ、ドイツはこうだと楽しい一時でした。

全員の本にサインと一緒に聖書の言葉がかかれていました。ドイツ語なので読めませんが、通っている教会の牧師さんがドイツに留学されていた方なので今度聞いてみることにします。樹にまつわる聖書の言葉なんて知らないですものね。
次のページ>>
 ワイゼンバッハ村の道路わきにある冬ボダイジュ。(Tillia cordata)です。ライムツリーです。ここで写真家のステファンクーン氏と待ち合わせをしていました。彼は自宅からここまで数百キロ離れているということでしたが、わざわざ来てくれました。

この木は元々2本なのか、後から別れたのかはちょっとわかりません。


全員に本の贈呈です。一人一人握手して本をいただきました。
日本キリスト教団 滝野川教会 深井智朗 牧師に伺いました。
書いていただいたサインの内容ですが、
「神はまた言われた。『地は青草と、種を持つ草と、種類に従って種のある実を結ぶ果樹とを地の上に生えさせよ』」 聖書 創世記 1.11
ということです。