コスタリカの巨木を訪ねる旅
2008年1月10日〜23日
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5日目

コルコバードの朝は忙しい。とても静かだが、なにせ見たことも無いような鳥がバンバン飛んでくるので、ついついレストラン前の空き地に集合ということになってしまう。巨木を見に行くツアーだと、双眼鏡が活躍するということは少ないのだが、こういうときは双眼鏡はとても重宝だ。飛んでくる鳥を双眼鏡越しに真剣に眺めてしまう。朝食前に自然が満喫できるなんて、ここは本当に素晴らしロッジだ。
ただし、ここのロッジ、シャワーは水ノミ。お湯は出ない。夜も10時を過ぎると自家発電の電気は切れるので、懐中電灯かローソクのみ。ちょっと、ヘビーな環境に感じるかもしれないが、実際はトレッキングからもどって、まだ、日の有るうちにシャワーはあびてしまうし、夕食の時間も早いので、早めに休んでしまう。電気が無いなあと感じたのは夜トイレに行くときぐらいだろうか。こうした環境を拒絶する人もいるかもしれないが、旅の思い出はこういう所の方が深く、暖かいものになる。
じっくりと、ブレないように腰を据えて撮影。上手く撮れたかな。
朝が早いと、思ったより暗いので撮影時はスローシャッターになる。また、お目当ての鳥までは距離が有るので望遠レンズを使うため、どうしてもブレやすくなる。

コスタリカツアーの難点は、洗濯物が乾かないことだ。気温は有るのだが、そこは熱帯雨林。洗濯物は本当に乾かない。
レストランはひとつだけだ。目の前に広がる森と海と、空。そんな雰囲気を目一杯吸い込みながら朝食を食べることが出来る。
コルコバードを後に、一路サラピキに向います。浜からボートで対岸までいき。そこからジープで飛行場に。途中、ご覧のような川をいくつか渡りました。四駆がないととても渡れませんし、水が多いときもこのルートは使えません。野っ原に忽然とある飛行場から小型機に乗って首都のサンホセまでいきました。飛行機好きの僕にはご機嫌な飛行機でした。
機体はツインオッター。離陸から着陸まで操縦席が見れて楽しかったです。
Nature Airさんはコスタリカ国内を網羅する航空会社です。空からの景色を楽しむことができ、なんとも楽しい時間でした。サンホセには国内線用の小さな飛行場につきました。
預けた荷物はご覧のように飛行機が来るまで、滑走路の横に置きっぱなしです。なるべく軽くしてほしいとガイドのさんにいわれた理由がわかりました。

キレイな木でしょう。空港におりてから、少しはしった所に咲いていました。あまりにキレイなので、車をとめてもらいしばし観察の時間をとりました。名前はPoro(ポロ)といいます。花期は12月から4月で、あまり高地にはありません。昔はコスタリカではコーヒーやカカオの農場にうえられたようですが、現在では自生しているようです。学名はErythrina poeppigianaだと思います。
そして、バスは一路、サラピキに向います。

サラピキのセルバ・ベルデロッジに到着後、すこし遅めの昼食を済ませてから、公園の中に入りました。つり橋をわたり、熱帯雨林の中に入っていきます。そんな、僕たちを最初に迎えてくれたのは吠えざるです。木の上から物珍しそうにこちらを眺めていました。もうこの頃は奇妙な声の正体がなんなのかはわかっていたので、それ程驚きません。目指す巨木まだはロッジから約1時間のトレッキングでした。
学名 Dipteryx panamensis
英名 Tonka Beans
幹周りは 10.7m
中々見事の木でした。兵隊蟻というかまれるとかなり危ない蟻もいて、木の下にいてもいろいろと見るものがありました。
木の下で小一時間は過ごしたでしょうか。大野さんが絵がかけるように、先に皆さんにもどってもらい、健脚組は絵の完成を見守ることにしました。中々、いいできですね。