世界中旅していますが、一番難しいのは最初に巨木情報を得ること。そして始めて見知らぬ外国を旅することです。国内の巨木めぐりならば、現地に行かなくてもかなり情報を集めることができます。また、旅という点でも、国内のことなので、そんなに心配いりません。ところが、これが海外となると情報を得ることも難しいことだし、始めて旅することは当然海外のことですから、旅のノウハウという点でも、地域によって格差があり、なかなか難しいこともあるのです。 例えば、やっと得られた情報で、ある国を旅したとして、そのノウハウが他の国ではまず全く利用できません。
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今回のニュージーランドも、古いギネスブックに記録が残っていて、そのことを元に場所をさがして、レンタカーで回ることにしました。僕達はニュージーランドは初めての場所です。当然不安だらけ。旅をすることが不安ではなく、巨木に行き着けるかどうかが心配でした。 現地では、一日平均 400キロも走るという強行軍で、一緒にいったスタッフと、なんかアメリカ合衆国を旅した時以来だと、話しをしていました。まあ、とにかく行っても行っても羊ばかりで、ほとんど風景がかわりません。よくいわれていることですが、この国は人口 360万人にたいして、羊は 5000万頭近くいるということです。 |
Tane
Mahuta(God of the Forest) Trunk Height :17.7 metres Total Height : 51.5 metres Trunk Girth : 13.8 metres Volume : 244.5 G Age : about 2,000 years ニュージーランド最大の巨樹。樹種はカウリだ。この木はとても、神々しく木を前にしばらく時間を過ごしました。 |
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ニュージーランドではカウリという巨樹を中心に、できる限り巨樹を見て回ることにしました。カウリの分布域が、北島の北部に限られているので、今回は南島を回ることは一切あきらめて、北島だけにしました。
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Te Matua
Ngahere (Father of the Forest) Trunk Height :10.21 metres Total Height : 29.9 metres Trunk Girth : 16.41 metres Volume : 208.1 G Age : about 2,000 years |
例えば僕たちのツアー最大のお目当ては「タネマフタ」という ニュージーランド最大の巨樹です。マオリ語で「森の神」といわれている大変立派な巨木です。ところが、幹周りでは「テ・マトゥア・ナヘレ」という巨木が有り、こちらの方が大きいのです。なぜ「タネマフタ」が一番かというと体積、ティンバーボリュームでいっているのです。要は、木材になったときに大きさで偉大さを決めているのです。 |
近くには、近づけなかったが、この木もとても神々しかった。 森の入り口から歩いて約30分。ずっと木道で、森のトレッキングコースの整備は進んでいる。 |
日本ならば間違いなく幹周りでしょう。いずれにしろどちらも大変素晴らしい巨木です。 |