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15年以上にわたってさまざまな国の巨樹を見てきた「世界の巨樹を見に行く会」の今回の訪問国は、ボリビアとチリ、アルゼンチン。チリとアルゼンチンはとても広い国で南北4,000kmにも延びています。それでも2つの国を同時に訪ねようと考えたのは、ずっと見たいと思っていた巨樹が2つの国の国境付近に分布していたからでした。

全身トゲトゲといった感じの不思議な針葉樹モンキーパズル。氷河を間近に望み、火山に囲まれて立つモンキーパズルは南極ブナや竹とともにこれまで見たことがない混合林を形成していました。そして、ごく最近まで日本にも銘木として盛んに輸入されていたアラーセの生き残りである巨木は神々しい姿をして、山の森に孤高に鎮座していました。

目的の2つの巨木を見られたことはとてもよかったのですが、興味深かったのは南米の風景や食べ物、人々です。山の間に海のような大きな湖がいくつもある美しい風景、世界一ステーキが美味しいといわれているアルゼンチンのお食事、帽子をかぶったお尻の部分が大きく広がった長いスカートを履いた女性たち。そうそう、チリからアルゼンチンへ行くのには湖を船で越え、バスに乗りと、7回も乗り換えて国境を越えましたっけ……。夜にはちょっとおしゃれしてみんなでタンゴショーも見に行きました。

こうして、ただでさえ移動距離が長くなるのに、どうしても皆さんをお連れしたいと予定に組み込んだのがボリビアのウヌニ塩湖でした。白い塩湖の大地に20cmほど溜まった水に映り込む青空と白い雲。まるで天国のような景色を見て、水に浸りながらピクニックランチをいただき、塩でつくられたホテルに泊まる。標高3700mで高山病にも悩まされましたが、やはり、ここには無理をしても行って本当によかった。参加してくださった皆さんも満足してくださったようで、私もとてもうれしかったです。

というわけで、いつにも増して語り尽くせない思い出をつくってくれたツアーだったと時間が経てば経つほど感じています。
また、皆さんとこんな旅を……。私にとっても、これからもこんな旅をずっと続けていきたいと思わせてくれるいい旅になりました。
参加してくださった皆さん、本当にお疲れさまでした!! ( text by Setsuko Kanie )


ウユニ塩湖 ←。
ボリビア中西部アルティプラーノにあるウユニ塩湖は標高3700m。雨期になると湖面に水が溜まり鏡となって空を映し出す「水鏡」が有名。地球の裏側にこんな美しい風景があることに感激。その塩湖の中で素晴らしいランチタイムを過ごしました。
大きく手をあげて、雄大さを堪能。
ラパス ←ボリビアの首都ラパスは世界で一番高い所にある首都だとか。標高3600m。ワイナ・ポトシとイリマニ山という6000mの山に囲まれたアンデスの大平原アルティブラーノにぽっかりと空いた巨大なすり鉢状の盆地に建物が建ち並ぶ風景は壮観。
モンキーパズル ←マダガスカルのバオバブストリートを思い出したが、ここはモンキーパズルストリートでもいうのかな。
モンキーパズル記念写真
Araucaria araucana チリーマツ
樹齢1800 年
直径2.1m
幹周り6.3m
樹高50m
世界でもっとも大きなモンキーパズルがあるコングロイ国立公園。40分のトレイルを歩いた先にあった。
 
ウユニ塩湖

ウユニ塩湖

ウユニ塩湖

ウユニ塩湖

ウユニ塩湖
ウユニ塩湖で昼食。水の中で食べています。

ウユニ塩湖
ゴリラに襲われている写真を撮影中
ウユニ塩湖 ラパス

□蟹江さん制作の動画    2014年南米ツアーvol.1

□蟹江さん制作の動画    2014年南米ツアーvol.2


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