ボーソープ牧場内にある世界最大のイングリッシュ・オークも素晴らしかったですし、教会にある巨木では、教区の方にお出迎えいただいて木にまつわるお話を聞かせていただきました。教会の鐘をつかせていただいたり、バイプオルガンの演奏をご披露いただいたりと、巨木以外の楽しみも経験させていただきました。
今回も、宿泊するホテルにはこだわりました。
みなさんがなるべくゆっくりできるようにと、なるべく2泊ずつ宿泊できるようにしました。
そんなホテルのひとつがエジンバラ郊外にある古城ホテルです。
もと貴族の館だったホテルのお庭はやはり広大で、ガーデンがあるだけでなく、ヨーロッパブナの巨木やジャイアント・セコイアの巨木があり、シャクナゲの花の咲く森には朝になると可愛らしい野うさぎが食事に来ていました。豪華な図書室や音楽室も貴族の邸宅らしい趣がありました。
旅のもうひとつの目玉はB&Bです。
Bed & Breakfast は日本でいうペンションのようなものですが、違うのはひとつひとつのお部屋が個性的だということです。イギリスはアンティークなどインテリアが素敵ですから、趣味のいいご自宅に招かれたようなアットホームな雰囲気を楽しめるのも特徴です。
B&Bは小規模なため、18名という人数では泊まることはできないのですが、みなさんにどうしても素敵な雰囲気を味わっていただきたくて、3つのB&Bに分宿してパブで食事をするということにしました。
バラ農園があってローズオイルをつくっているB&Bではバラ摘みをされましたし、建築家がご主人のB&Bではアンティークの見事なコレクションに囲まれ、天蓋付きのベッドで休まれた方もいらっしゃいました。
イギリスでいちばん美しい村バイブリー近くの田舎のプチホテルもまたラブリーでコジーでした。バイブリーと同じハチミツ色のコッツウォルズ・ストーンでつくられ、フジの花やバラが絡まるお宅の並ぶ住宅街に囲まれたホテル。その脇には美しい小川も流れていました。近隣の人々にも人気のあるホテルのレストランのお食事も美味しかったです。
最後のホテルだったリッチモンドの老舗ホテルもまたエレガントでした。4つ星ながら、テムズ川を見下ろすレストランからの美しい眺めで有名なピーターシャム・ホテル。その昔、皇族が郊外の別荘として宮殿を建てたのがきっかけで貴族がこぞって集まるようになったリッチモンドの丘。このホテルも上流階級の人々の宿泊施設して建てられました。
巨樹から巨樹の移動途中では、シェイクスピアの生誕地であるストラトフォード・アポン・エイボンやウィンザー城に寄り、イギリスいち美しい村バイブリーではアフタヌーンティも楽しみました。 少しだけですが、 「巨樹だけでなく観光地も楽しむ」、それがこのツアーの特徴でもあります。
そして、王立園芸協会ウィズレー・ガーデンとキュー王立植物園にも……。
じつは、このふたつの植物園は順子さんとマーコスさんが学んだところでもあります。
そんな世界的に有名な植物園を植物の専門家が案内してくれるのですから、これも私たちにとっては貴重な体験でした。
そして、なんといってもハイライトは最後の夜に、順子さんとマーコスさんのライドシャイト家でのガーデンパーティにお招きいただいたことでしょう。
炭焼きソーセージにサーモン、サラダ、ポテト、そして、手づくりのスコーンなど、そして、ウェルカムドリンクはイギリスで有名なピムスのバンチ……。そのどれも美味しかっただけでなく、おふたりのお嬢さんのかわいらしいチェロとダンスは忘れられない思い出になりました。
それもこれもライドシャイト家のみなさん、とくに順子さんのご協力の賜物と感謝しています。
そして、そして、なにより、ご一緒してくださったみなさんのおかげです。
本当にありがとうございました。
また、次回の旅を楽しみにしていてくださいませ……。
( text by Setsuko Kanie )
←タンドリッジ、聖ピーターズ教会の前のイチイ。教会より先にこの木があったそうです。 |
トートワース.聖レオナード教会にあるクリの巨木。 |
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↑バイブリーで食べたスコーン。なかなか、楽しいひとときでした。 | ↑バーの一角。何処もかっこいいんですよね。 |
バイブリーを散策。きれいな町並みを楽しみました。 ここでは、時間をゆっくりとって各自散策しました。 |
リッチモンド、Petershamホテルはターナーの絵になったことで有名なホテル。絵があるので景観を変えないようにするとか。 |
Markus,さんのお隣さんがバーベキューを手伝ってくれました。 |
皆のお気に入りはこの,マッシュルーム。おいしかったですよ。 |
Well(ウェルス)の教会堂。 日本風に言うと中学生と高校生ぐらいでしょうか。 教会堂の中で鳴り響く演奏はとても魅力的。 しばし、至福の時間を過ごしました。 | |
↑今日は、午後から結婚式だからとパイプオルガン弾きの方がおこしになっていました。我々のために演奏を。 教会の天井は樹齢数百年のオークで作られていました。 |
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