富山の巨樹探訪と紅葉狩り  ツアーレポート vol.1
2007年10月26日〜28日
 秋のツアーも無事終了しました。出発当日に佐藤さんが病欠になってしまい、皆さん残念がっていました。ご本人がいちばん残念だったみたいですが。
 3日間の行程で最初の二日間は雨。普通なら残念ながら雨だったといういう所ですが、雨のおかげでとても美しい森を見ることができ、大変幸せでした。雨で濡れている木々は本当に美しいです。雨に濡れたブナや杉の幹肌、しっとりした葉のつややかさは何とも言えない美しさでした。
 また、三日目は晴れたのですが、今度は紅葉で彩られた“称名の滝”近くの木々の光り輝くところを見れてこれまた幸せでした。いろんな天気で木々の多くの表情を見ることができ、大変感動しました。
 参加された皆さんは相変らずで、箸が転げても笑っているような方たちばかりでした。そんなグループになってしまった感じです。
 いずれにせよ、素敵な旅ができたことを心から感謝しています。コースの設定に心を配っていただいた濱野先生には心よりお礼申し上げます。
 今後もこのようなツアーやセミナーを続けていきたいと思っています。
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1日目

 一番最初に伺った宮川の大ケヤキでは宮司さんの奥さんが横浜ご出身ということでした。もろもろ話しが弾んでいました。少し雨がポツポツ来ていましたが、この時はまだ傘をさすかどうかギリギリの所でした。

 

 銀モクセイと金モクセイということでしたが僕にはどちらがどちらの樹だかわかりませんでした。
 ここは曹洞宗のお寺で、眼目山 立山寺です。

 栂の並木は美しく、歩いていても気持の良いものでした。栂(トガ)はモミのことです。樹齢400年、樹高は約20メートル。県指定の天然記念物になっています。

 

 家のオフクロが難しい字が出てくるとすぐに聞くものですから、この時も和尚さんが説明をしてくれていました。“真法身日常底”と書いてあるそうです。真の法は日常の精進が無くては身に付かないといういみかな。

 和尚さんにお願いして、お寺の中でお弁当を食べさせてもらいました。後でお礼をおいて来るのを忘れてきたことに気づき、ちょっと反省しています。雨がぱらついている時だったので、室内でお弁当を食べられて助かりました。

 洞杉は道が補修されて関係で中々見つかりませんでした。すっかりこの頃は雨になっていたのですが、おかげで本当に美しい、洞杉を見ることができました。ずぶぬれになりながらも不満気な気分にならなかったのは、そんな森の美しさにうたれたからでしょう。
 雨だという不満が出ないのは、メンバー構成もアルコもしれませんね。ここに集まるメンバーはちょっと困ったことがおこっても、大体前向きです。おかしな参加者が来たりするともうまってましたとばかり、酒の肴になってしまいます。幸せと不幸せは人の心が決めるといいますが、勉強させられているのは僕の方ですね。

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