第7回植物セミナー通信 涙が出るような巨樹を訪ねる
世界の巨樹を見にいく会  05年11月19日
当日は、天気も良く、遠くに富士山を見ることができ、気持の良い一日でした。
上野原で集合したいっこうですが、大野さんと森林館の高橋さんは現地集合。軍刀利神社の参道をだらだらと登っていきました。上り坂は軽い運動でしたが、ちょうど良い感じでしょう。この神社は1049年の建立と古く、軍神としてひろく信仰を集めた所だそうです。
涙が出るような美しい桂の木はこの参道をいちばん奥で、本殿のちょうど後ろにあります。
相変わらず、染野さんの豊富な植物知識に皆さん感嘆のようす。いつまでたっても植物の名前が憶えられないのは、僕だけではないみたいなのでちょっとホットしています。
カツラの樹の下で昼食です。気持の良いお弁当時間になりました。
カツラに向う途中で、いろいろな植物の話を聞きました。
いっきに登ると大変な参道ですが、ペースがゆっくりなので無理はありません。
軍刀利神社の参道入り口です。ここからだらだらと登りが始まります。
セミナー7回目にして、ワンちゃんが参加です。とてもかわいワンちゃんで人気者でした。
今年、最後の染野さんの植物セミナーですが、総勢21名とワンちゃん2ひきと盛況でした。
来年も皆さん元気でまた大きな木々や美しい草花の話が聞けるといいですね。
この会は、大きな木を中心に、草花の美しさを感じる喜びを共有できるといいとおもい始めたものです。小さな会ですが少しずつではありますが、育っていっているのがとても良いと思っています。
大きな写真はここをクリックして
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当日の様子です。
ミニムービーでお楽しみください。
染野さんの植物豆知識
ゲンノショウコは夏ごろ小さな可愛いらしい花を咲かせますが
写真は果実の状態です。
果実が熟すと下から跳ね上がれ中の種を飛ばします。
この果実が跳ね上がった状態が祭りで使う神輿に見立ててミコシグサという異名もあります。
写真では右のものが跳ね上がった状態、左のものがまだ跳ね上がる前の状態の果実です。

和名の由来は「現の証拠」、下痢止めの薬として飲むとすぐ効果があるのでこのような和名がついています。
茎・葉を煎じたものを飲むのだそうです。

アキノタムラソウは、秋に花壇などで
よく植栽されているサルビア(ヒゴロモソウ)や
ハーブとして使われるセージなどと同じ仲間です。
夏〜秋の山野を歩くとよく見られる野草です。
ナンテンは写真のように赤くて綺麗な果実がなり丈夫な低木なので庭木としてよく植えられるます。
また「難を転ずる」ということで縁起木としても好まれます。
果実を乾燥させたものは咳止めの薬になるそうです。
(南天のど飴などありますよね)
葉は強壮剤になるそうです。撮影された写真は近くの民家に植栽されていたものでしょう。
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