日本で「世界の巨樹を見る」会を始めました
2月29日(日)、「日本で、世界の巨樹を見る会」第1回目を行ないました。

この回は、「世界の巨樹を見に行く会」のツアーでご一緒した方を中心にどなたでも参加していただき、日本国内の木について楽しくレクチャーを受けるという会です。今回は、どの国に行ってもすべての植物について詳しい染野さん(造園家)に講師をお願いしました。参加者は総勢20名、東京近郊だけでなく、新潟や宮城から参加してくださった方もいて、感激ものでした。
この日の会場は新宿御苑。午後1時から、染野さんの説明を聞き、質問をしながら園内を回りました。
どの国の原産で、どんなふうに葉が生え、花をつけるのか。スズカケの木でも、実の数によって、どの種か見極められる。モクレンの花は北側を向く。そして、めずらしい落羽松の気根を見、レバノンスギを見たり。
寒桜の花などを眺めました。
温室は残念ながら、15時にクローズしていましたが、新宿御苑から、懇親会(飲み会です)に向かう道端の野草までも解説していただきました。
お勉強もさることながら、植物に詳しい方ばかりのこの会では、飲み会でもいろいろと楽しみがあります。興味のある方はぜひ、次回からご参加くださいませ。

次回は5月後半を予定しています。
日頃の行ないのせいか、当日は曇りながら、とても温かい一日でした。どの方も染野先生の解説に聞き入ります。
冬芽のつき方についてレクチャーする染野先生(右端)。熱心に聞いているのは宮沢さん(左端)と大野芳子さん(中央)です
スズカケの木は3種類あると聞きました。しかし、ここの木は大きいですね。
ヒヤラヤスギを見上げながら、その特徴について聞いているところ。世界中の巨木を描いている大野耕一さん(左端)は当日も描く気満々です。
落ちていたアメリカススギカケノキの実。手でほぐしてみると、何百もの種がぎっしり詰め込まれていました。