第39回 染野さんの植物セミナーレポート


美しい紅葉を求めて練馬の石神井公園を歩く

held on Nov 23th, 2018

天気は快晴。久しぶりに、溝口さんが参加で、お元気な様子が確認でき何よりでした。 最初に伺ったの、和田堀稲荷神社。ここには、都内でも有数のシラカシがあります。樹高18m。幹回り3.8m。どんぐりを探しましたが、この時期にはもうありませんでした。 ヤマモモ、コウヤマキ、サンシウ、ナワシログミ、ウバユリと次から次へと教えていただき、相変わらずメモ魔になっていましたが、そばから忘れてしまいます。
ヒサカキ、セイヨウヒイラギ、クワノキ、コムラサキシキブ、ハバチ、パンパスグラス。
昨年も教えてもらった水引。すっかり忘れていましたが、染野さんが見つけてくれて、上から見ると赤く見えるけど、下から見ると白いから縁起物だよと。人との関わりが感じられるとなんとも豊かな気持ちにさせられます。
ミズキの巨木もありました。樹高16m、幹の太さは2.2mとそこだけ聞くと大したことないのですが、枝ぶりが綺麗で石神井公園の中では訪ねたい一本です。ケヤキの、葉っぱ。以前教えてもらったように、水辺の近くにある木なので、違う環境だと、タネを飛ばそうとプロペラ型の葉っぱをつけてタネを飛ばす。いい環境だと、まわるいすぐ下に落ちる葉っぱを作る。そんな葉っぱも見つけました。
池を挟んで、高台にはかつてホテルがあったとか。そこで文豪、壇一夫が訪ねていたとか。池に映る景色は綺麗で、水鏡とでも言うのでしょうが。湧き水もあり、心あらわれる思いです。
そういえば、カワセミを見ることができました。撮影スポットとして有名だそうで、長いレンズを片手にお持ちになっている方も多々見受けました。 伺った石神井公園は、秋の日差しが気持ちいいのか、演劇の練習をしている人、コスプレの撮影会をしている人など、たくさんおられました。

石神井公園を歩く
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シマトネリコ
沖縄以南に分布する樹木。近年、街路樹や庭木としてよく使われるようになりました。


ホソバヒイラギナンテン
秋から冬にかけて黄色い花をつけますが、この花にはよくスズメバチが寄ってきます。


和田堀稲荷神社のシラカシ。この地域有数の巨木です。


サカキ
神社の境内などに植え、枝葉を神事に用いる常緑の高木


サカキ


シラカシの根本にマンリョウが芽生えていました。


女王バチらしきスズメバチを発見


シナヒイラギ(支那柊)
中国原産のモチノキの仲間


コムラサキシキブ
紫色の果実が美しい


シロガネヨシ
英名パンパスグラス 南米原産


ミズキ
区内有数の大きさ。高さ16m。幹の太さ2.2m。


イロハモミジ


ケヤキの落ち葉。果実がつく葉は、小枝ごと落ちて葉が小さい。


ラクウショウの呼吸根(気根)


ラクウショウの紅葉


ヒバの木。面白い形をしていた。


カワセミ。散歩で出会えるとなんだか嬉しいですね。


三宝池の、水鏡が美しい。静かに眺めている人もたくさんいた。


三宝池の横の湧き水。空気が綺麗な気がする。


かつてホテルがあった高台を三宝池越しに眺める。景色が綺麗だ。


彩りが楽しめる季節。自然の色はたとえ用がなく美しい。


三宝寺の観音霊堂。ここのお寺は思いの外広く驚かされました。


コウテイ(皇帝)ダリア
中米原産


三宝寺の入口の山門


三宝寺の入口山門横。小さな空間だけど、整備された日本庭園で美しい。


よくみると、紅葉の色もいろいろだ。