梅雨に入っての開催になるかと雨の心配をしていたのですが、当日は天気に恵まれ気持ちいい散策になりました。最初に尋ねた、殿ケ谷戸庭園は、ここは都内なのかと思わせる静かな空間でした。それも国分寺の駅前なので、とても驚かされました。ここは傾斜地になっていて国分寺崖線とよばれ、多摩川が武蔵野台地を削り取ってできた段丘の連なりです。この崖線は国分寺市内から多摩川を下って大田区の方まで実に30kmにもなるそうで、話を聞いて驚きました。崖下には地下水が湧き出しているところもありました。「ハケ」と呼ばれるそうです。
庭はとても整備されていて、コウライシバが目を洗うようでした。
その後、国分寺跡の方に散策。道すがら、ヤグルマギクをみたりしながら歩きましたが、尾張藩が鷹狩りをしたという「お鷹の道」を歩きました。ここは綺麗な水が流れているところで、蛍もでるそうです。この日はとても暑かったので、風が吹くと、この川もの涼しさと同時に、ひとときの涼を楽しみました。
国分寺の跡地は、とても広く、奈良時代にここに大きな伽藍があったかと思うと夢物語のようで、ましてや7重の塔があったというので、今から1数百年前にそんな高い建物をどうやって作ったんだろうと、思いを馳せました。
植物の方は、いつもながらどんどん名前を教えてもらい、そばから忘れていくのですが、せめて一つ二つは覚えたいと、HPに残しました。
この日は、万歩計のカウントが1万4000歩。いい運動になりました。秋は、どこに散策しよかと染野さんと話しています。